新NISAには2つの枠があります。つみたて投資枠(年間120万円)と成長投資枠(年間240万円)。成長投資枠は、ETFや個別株、投資信託を自分のタイミングで買える「自由度の高い枠」です。ただし、自由度が高い分、選び方を間違えると損失のリスクも大きくなります。この記事では、初心者向けのおすすめ銘柄10選と、安全な使い方を解説します。
成長投資枠を使う前に知る3つのルール
1. まずつみたて投資枠を埋めるのが基本
成長投資枠より先に、つみたて投資枠(インデックス積立)で土台を作るのが王道です。土台なくして個別株に手を出すと、値動きに振り回されて失敗しやすくなります。
2. 配当金・売却益は非課税
成長投資枠内で得た配当金や売却益は、非課税になります。通常の特定口座なら約20%税金が引かれるので、この差は大きいです。
3. 損失は他の利益と相殺できない
成長投資枠内で損切りしても、税金の計算上は「なかったもの」になります。だからこそ、ハイリスク銘柄は全体の1〜2割までに抑えましょう。
ETF・投資信託(安全側)
1. オルカン(全世界株式)
成長投資枠でも、全世界株式を一括で買うのに最適です。つみたて投資枠で積んでいた人も、ボーナス時などに成長投資枠で追加購入する使い方ができます。詳細はオルカン vs S&P500比較をどうぞ。
2. S&P500連動ETF(VOO・IVV)
米国大型株500銘柄に連動するETF。配当利回りは約1.3%。米国の成長を一括で取りたい人向けです。
3. NASDAQ100連動ETF(QQQ)
テクノロジー企業に偏った構成で、成長性が高い一方、下落時の振れ幅も大きい銘柄です。値動きを許容できる中級者向け。
4. 高配当ETF(VYM・HDV)
配当収入を重視する人向け。利回りは2.5〜3%前後で、安定企業中心の構成です。詳しくは高配当株ランキングもあわせて。
個別株(攻め側)
5. 優良グロース株(例:米国テック大手)
成長投資枠の醍醐味は個別株です。ただし、個別株は企業分析が必須。初心者は「よく知っている会社」「10年後も存在すると思える会社」だけに絞りましょう。
6. 高配当の日本株(例:商社・銀行・通信)
配当利回り3〜5%の日本株は、成長投資枠との相性が抜群です。配当が非課税になる恩恵が最も大きいからです。
おすすめの配分と実践例
初心者向けの黄金配分
「オルカンやS&P500などのインデックス60% + 高配当ETF・個別株30% + 攻めの個別株10%」がバランスの良い一例です。攻めの10%を失っても生活に影響しない範囲に抑えるのがポイントです。
月3万円の実践例
つみたて投資枠でオルカンを月2万円、成長投資枠で高配当ETFを月1万円。半年に一度、成長投資枠で日本株を1銘柄追加。このくらいのペースなら、初心者でも無理なく運用できます。
成長投資枠は「選ぶ力」が試される枠です。まずはインデックスで土台を作り、慣れてから個別株の割合を増やしていきましょう。お金の基本を固めたい人は家計簿の作り方からどうぞ。
FAQ
新NISA成長投資枠では何が買える?
上場株式(個別株・ETF)、投資信託、REITなどが買えます。つみたて投資枠の対象商品より幅が広く、自分のタイミングで売買できるのが特徴です。
成長投資枠で初心者が最初に買うべきものは?
オルカンやS&P500連動ETFなど、インデックス型のETFが安全です。個別株は慣れてから、全体の1〜2割までに抑えましょう。
成長投資枠とつみたて投資枠は併用できる?
はい。併用可能で、合わせて年間360万円まで使えます。優先順位は、まずつみたて投資枠、その次に成長投資枠が基本です。
成長投資枠のデメリットは?
損失が出ても他の利益と相殺できない点と、個別株を選ぶ難しさです。インデックス中心ならこのデメリットはほぼ気になりません。